お口の中にできるだけ金属を使いたくない人が増えてきました。体が受け付けない金属がお口の中に入っていることで、病院に行っても原因がわからない不快な症状を訴える患者さんがおられます。金属アレルギー体質であることもあります。また、金属が電磁波を拾うこともあります。もしくは、歯ぎしりその他で少しづつ金属が削り取られることで体内に毒素が蓄積することもあります。

ノンメタル補綴物

金属を使わないメタルフリー歯科治療

金属を一切使わない歯科治療のことを、メタルフリー歯科治療と呼んでいます。

金属が歯に装着したままお口の中にあることで、健康維持にとって不利になることがあるために、当院ではメタルフリー歯科治療を推奨しています。金属が原因で不快な症状が出たり、病気になるケースもあるからです。

お口の中から金属をなくし、金属ではない歯科材料(メタルフリー)に変えることによって健康回復や健康維持に役立ちます。

最初のステップとして、まずは金属を安全な方法で除去します。次に、体に合う(受け入れられる・アレルギー反応がない)歯科材料を選びます。それを使用して再治療を施します。

最後に、体内にすでに蓄積してしまった重金属がすみやかに体外に排泄されるようにします。加えて生活習慣をご指導し効果的デトックスを遂行します。

安全にお口の中の金属を取り除く

安全な方法での金属除去の条件「口腔内から金属除去をする際に、最も安全な方法」は、以下の通りです。

1) 金属の削りカスが漏れない特殊な方法のラバーダムを用いる。(ラバーダムが使えない場合は他の代わる方法を用いる)

2) 金属を削るときに発生する金属ガスを吸わないように鼻にマスクをつける

3) 発生した金属ガスを排気するための口腔外バキュームを用いる
 
おおはし歯科クリニックでは、金属を体内にふたたび取り込んでしまわないように、最大限の注意をはらって丁寧に治療を行います。

メタルフリー歯科治療の種類

 

【1】高品位コンポジットレジン充填


 

【2】セラミックインレー、クラウン
長石系セラミック(セレック)、ガラス系セラミック(e-maxなど)、ジルコニア、
ジルコニアフレームのポーセレンセラミックのクラウン


 

【4】メタルフリー義歯
ミラクルデンチャー、スマイルデンチャー


 

【5】メタルフリーのジルコニア・インプラント


 

【6】マウスピースによるメタルフリーな歯列矯正


 

【7】セラミックの被せものによる短期間でできる歯列矯正


 

不定愁訴(理由がわからない症状)?

 
一般的な治療でなかなか不快症状が改善されなかった場合、歯科治療で使ったお口の中にある金属が原因である可能性もあります。

金属が問題になる理由の主なものは、『金属アレルギー』、『ガルバニー電流』、『重金属の体内での蓄積』などがあげられます。
 

金属アレルギーによって起きる症状


 
1、 接触する粘膜の炎症
2、 口唇の腫れや痛み
3、 舌の痛み
4、 全身性金属アレルギーによる全身の皮膚の湿疹・皮膚炎
5、 体の部分的な皮膚の炎症やかゆみ
6、 胃腸の不調(吐き気、過敏性腸症候群、大腸炎、下痢など)
7、 呼吸器の不調(喘息、咳など)
 

ガルバニー電流によって起きる症状


 
1、 眼瞼痙攣
2、 眼球運動不調
3、 五十肩
4、 不整脈
5、 関節の運動制限(首が回らない、ひじや足首が伸ばせないなど)
6、 電磁波過敏症
 

重金属の蓄積によって起きる症状


 
1、 活性酸素による老化促進や臓器機能低下
2、 運動障害
3、 腰痛や首痛などの身体の痛み
4、 視覚障害
5、 記憶障害
 
 
これら、不定愁訴があり一般的な治療や薬などで改善が見られなかった方は、当院にご相談ください。